本 格 入 渓 だ 〜〜〜!

やっと???






今年初めての本格入渓。
昨年の経験を生かせるのか?   いやそれより約半年ぶり・・・歩けるのか?



早速山の洗礼・・・道をふさぐように倒れている木々。これ以上進むことを許されない。
手前に車を止めて、身支度に入った。

鮎タイツをビシッっと穿いて・・・ん?ビシッっと???・・・・・去年よりきつい・・・(^_^;)
いつもの車止めまで歩いて30分ほど。
またも山の洗礼・・・落石があった。道がほとんどふさがれている。

「こうゆうところを通るときは一人づつ通るように。」
「は〜い。」
たしか昨年雪渓の上を歩いたときも同じように一人づつ通ったな。
などとぼんやり考えていた。
歩いているうちに、【師匠】との距離がどんどん開いてしまう。
必死に追いつこうとするが、速度が違う。気持ちはあせるが距離は縮まらない。
普段の道を歩いていても【師匠】の速度にはついていけない。山ではなおさらである。
車止めでやっと追いついて(【師匠】が待っていてくれただけ・・・)、小休止。
朝食を済ませて、【師匠】の【訓話】。
今年初めてということと、たるんだ態度の私達に【渇】を入れるためだ。
一歩間違えれば大きな事故につながる可能性の高い山。
そこで真剣に取り組めないのであれば、最初から行くことは許されない。
安易に【なれて】しまっている私達に【【師匠】の雷】であった。


気も引き締まったところで沢へ降り立った。水はまだ冷たい。

美しい景色だ。東北の山はやはり美しい。
(すみません、会津と新潟と岩手の一部の山しか知りません ^_^;)
伊豆や千葉では味わえない光景だ。
(すみません、こちらも伊豆と千葉の一部の山しか知りません ^_^;)




今年も山での安全と楽しい沢遊びが出来るように、米と塩と酒で山の神様に挨拶をした。






師 匠、初 竿 出 し
ああああああああああ          
後ろから見守るチビ弟子あああああああああああああああ

偈羅漫密教、第一の地獄門・・・【暗黒のゴルジュ地獄】に着いた。
今回は水量が多いため巻くことに・・・。
しかしここは不思議な地形だ。(写真を撮ればよかった。)通ってみたかったが、しかたない次回に期待である。
巻きながらやたら【コシアブラ】の木が目に付く。しかし山菜は帰り道・・・今はじっと我慢である。
再度、沢に降り立つ。現地調達の餌を探しながら進む。
水が冷たい。濡れた手袋の下で手がかじかむ。
こんなに冷たい水の中でも、虫は生きているし魚も生きている。
途中、雨が降ってきた。雲がかかるととたんに寒くなる。陽がさしているときは汗ばむくらいなのに・・・。
まだ会津では冬と春が同居しているようだ。


またも山の洗礼・・・今度は雪渓に阻まれた。
この先には第二の地獄門・・・【天空の断崖滑落地獄】があるはずだ。
今回はそこまで進む予定であったが、しかたなく断念。
偈羅漫密教の聖地は、まだまだ私をそう簡単には受け入れてくれない。


少し戻って大休止。  大休止を取ったところの目の前に立派なコシアブラの木が・・・。
早速、コシアブラ採りに・・・。ここからは【山菜目】と化していった。
冷えた身体を【師匠】は【ウルイ入りラーメン】で暖め、私とチビ弟子は【あ○げ】で暖めた。
帰り道はだたひたすら【山菜目】になって山菜を探す。
私とチビ弟子に解る山菜はたかがしれている。ひたすら【師匠】の【山菜目】に頼るしかない。
今回は時期もよかったせいかよく採れた。(コシアブラはちょっと大きくなっていたが・・・)
【ウルイ】・【コシアブラ】・【たらの芽】・【山ブドウの芽】・【シドケ】・【あさつき】・【ウドの芽】・【フキ】・【こごみ】
食べきれない、と言えるくらいいただきました。山の幸ありがとうございます。


帰りに沢山の山菜を袋に詰めて、無事に出発点に戻ってきました。
ここから車までまた30分ほど歩く。
脇に生えている【フキ】や【ウドの芽】を探しながら歩く。
落石の場所まで来た。
私は行きの【師匠】の注意を忘れて、チビ弟子に続いて一緒に落石の上に登ってしまった。
後ろから来た【師匠】の「一人づつだぞー。」という声で一瞬に行きの注意を思い出し、あわてて降りた。
大事なことを綺麗さっぱり忘れていた。・・・・・恥ずかしかった・・・・・


今回の入山は雪渓のせいで思ったよりも短い工程になってしまった。
しかし初入山ということを考えると私にとっては丁度よい距離だったのかもしれない。


沢での歩き方、巻く時の登り降り、落石・雪渓などの渡り方。
どれをとってもまだまだ未熟でまともに出来るものがなにもない。
山に行ける機会には限度がある。
そして私には年齢的にも限度がある。
【師匠】をはじめ皆さんについていけるだけの技術を身に付けるよりも先に体力の限界がきてしまうかもしれない。
それでも山に行ける限り行きたいと思う。
気持ちだけは若い。都合の悪いことは(大事なことでも・・・)すぐ忘れるというお気楽な性格だ。
懲りるということも知らない。
だからまた山に行く。そしてまたドジる。それでもまたきっと行く。


今回も一人で私達二人をアシストしてくださった【師匠】、本当にありがとうございました。
【師匠】の迷惑を考えずに)これからも修行の山行、よろしくお願いいたします。
決して、アッシーになんてしていませんからね〜〜〜!(爆)




ーーーーーーーーーーーーー後日談ーーーーーーーーーーーーー

チビ弟子=====ふくらはぎの筋肉痛
私=====腕、太ももの筋肉痛
【師匠】=====肩と足全体の筋肉痛

心配されていた【腰の痛み】のほうはなく、かえって調子がよくなったみたいです。
やはり【腰の痛み】は日頃の運動不足と加重のせい???(爆)





2008年5月17日(土)   場所  ヌメリ沢   参加者  【師匠】  チビ弟子  弟子希望 ああ
今年2回目(通算8回目)の入山です。ああ

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